部品発注ができなかった問い合わせの話
整備工場を営んでいると、さまざまなお問い合わせをいただきます。今日は、残念ながら準備が間に合わなかったケースについてお話しします。
ある方からのご依頼
車種: ホンダ オデッセイ(走行距離20万km超)
症状: 足回りから異音がする
ご要望: 部品交換
ご自宅のパソコンで当店を調べてご来店いただきました。
伺った状況
お話を聞いたところ:
- 現時点で修理費用を用意できていない
- 携帯電話を持っていないため、外出中は連絡が取れない
- 普段家にいないため、固定電話にも出られない
そして「来週来るから、部品を準備しておいて!」とのことでした。
部品を準備できなかった理由
正直に申し上げますと、初めてお会いする方で、費用もお預かりしていない状態では部品発注ができませんでした。
整備工場の事情
部品は受注発注が基本
足回り部品は高額です。万が一来店されなかった場合、在庫として抱えるリスクが大きすぎます。
事前入金で発注するのが通常
初めてのお取引では、部品代の一部または全額をお預かりしてから発注します。これは当店だけでなく、多くの整備工場で同じ対応です。
連絡が取れないとフォローできない
部品の入荷状況は変動します。「入荷しました」「遅れています」といった連絡ができないと、お互いに困ってしまいます。
結果
翌週、その方は来店されませんでした。
やはり部品を発注していなくて正解でした。もし発注していたら、当店が在庫を抱えることになっていました。
2ヶ月後の再来店
しばらくして、同じ方が再びご来店されました。
その方の言葉:
「交換してくれなかったから、近くのディーラーで交換してきた」
いえ、断ったわけではなく、費用をお預かりしていなかったので部品を発注できなかっただけなのですが…。ディーラーで対応してもらえたなら何よりです。
今回のご依頼
「ミッションがガクガクするので添加剤を入れてほしい」とのこと。
添加剤は在庫があり、費用もその場でお支払いいただけたので、すぐに作業させていただきました。
整備士としての率直な意見
走行距離20万kmを超えたオデッセイ。整備状態もあまり良くない様子で、今回の症状以外にも複数箇所から異音が出ているとのことでした。
正直な提案:
このまま修理を重ねるより、次の車への乗り換えを検討された方が、長期的にはコストを抑えられる可能性が高いです。
添加剤で一時的に症状が改善しても、20万km超の車体には次々と不具合が出てくるものです。修理費用が積み重なる前に、信頼できる販売店での査定をおすすめします。
まとめ:円滑なお取引のために
当店で部品交換をご希望の場合:
✅ 事前のお見積もり
電話やメールで概算をお伝えします
✅ 部品代の事前お預かり
初めてのお取引では、発注前に費用の一部または全額をお預かりします
✅ 連絡手段の確保
作業状況をお伝えできる電話番号やメールアドレスをお教えください
✅ 作業日の確定
部品入荷後、確実にご来店いただける日時を決めましょう
お互いに安心してお取引できる関係を大切にしています。ご不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。